公益社団法人日本臨床細胞学会
会員 各位
会員の皆様におかれましては、新型コロナウィルス感染拡大のなか、 大変ご多忙のことと拝察いたします。
さて、本学会と日本肺癌学会では合同ワーキンググループ「肺癌細胞診の診断判定基準の見直しワーキンググループ」を組織し活動しております。本ワーキンググループは呼吸器細胞診における新たな5段階の判定基準を提案し、それに基づく診断の検討を他施設の標本を用いて行い、その結果は原著論文としてActa Cytologicaにacceptされました
(Cytology reporting system for lung cancer from Japan Lung Cancer
Society and Japanese Society of Clinical Cytology: An interobserver
reproducibility study and risk of malignancy evaluation on cytology
specimens)。
そして現在は、IAC(国際細胞学会), EFCS(欧州細胞学会)、JSCC(日本臨床細胞学会)、米国パパニコロウ協会、IASLC(世界肺癌学会)のメンバーが中心となって、国際的なSteering Committeeを組織し、呼吸器細胞診の国際基準作成作業を進めています。
その一環として国際アンケートを行うことになりました。
つきましては、日本臨床細胞学会の皆様にも是非アンケートにご協力をお願いいたします。
IACのホームページの下記URLからアンケートにお進みください。
https://www.cytology-iac.org/component/content/article?id=721
なお、参考として下記URLにアンケートの日本語訳を掲載いたしましたので
ご参照ください。
http://jscc.or.jp/news/cat01/lung-reporting-cytopathology-international-survey/
なお、重要な質問はQ75で、ここはかならず、Five category systemを選択してください。
本ワーキンググループとしてはQ31、Q35、Q38、Q79を特に強く日本から発信したいと思います。回答例(3パターン)を参考にしていただけますと幸いです。
公益社団法人日本臨床細胞学会
理事長 佐藤 之俊